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首まわりや腰まわりの痛み(前編) – 宮古島 BIRD整骨院

BIRDバード整骨院コラム&お知らせ記事

2019/08/10(土)

首まわりや腰まわりの痛み(前編)


今回は「筋肉の質」の観点から書いてみます。


首の痛みや肩こり、腰の痛みなど経験ある方は多いと思います。
ひどい場合は、寝違いやぎっくり腰なども経験しますよね。私も一度ぎっくり腰を経験したことがあります。


頸椎(けいつい)椎間板や腰椎(ようつい)椎間板のヘルニアなどと診断された人もいるんではないでしょうか。


人の体は簡単に分けると、頭部・体幹部・上肢・下肢に分けることが出来ます。
そして、それぞれ骨格、筋肉、内臓などの組織によって支えられています。


体の中心には背骨がありますが、医学的には、頸椎(けいつい)・胸椎(きょうつい)・腰椎(ようつい)・仙骨(せんこつ)・尾骨(びこつ)をまとめて脊柱(せきちゅう)と呼びます。


脊柱の周りには、体を支えるための背筋部の筋肉がミルフィーユのように幾つもの層を作っています。一番表層にある筋肉は、僧帽筋・広背筋・三角筋などの大きい力を発揮する筋群でアウターマッスルと呼ばれたりします。


それよりも深層にある筋群が、体を支えたり姿勢を作ったりする筋肉で、インナーマッスルと呼ばれます。脊柱周りには、びっしりと頸椎から尾骨までこのインナーマッスルがあり、四六時中姿勢を支えてくれています。


たくさんの筋群から成っていますが、ここではまとめて傍脊柱筋(ぼうせきちゅうきん)と呼びます。


※下の図は傍脊柱筋の解剖図のイメージです。


筋肉の繊維は、収縮速度や代謝の特徴(ATPの主な産生経路)から、遅筋繊維(ちきんせんい)と 速筋繊維(そっきんせんい) に大きく分けられ、それぞれタイプⅠ繊維、タイプⅡ(A,B)繊維とも呼ばれます。


タイプⅠ繊維は、収縮速度が遅く、エネルギー物質であるATPを酸化的リン酸化(酸素を使った効率の良いATPの産生経路)により大量に作り出すことが出来るので、収縮速度は遅いが疲れにくいという特徴を持っています。
酸素の供給量が多く、毛細血管も発達しています。


逆にタイプⅡ繊維は、収縮速度が速く、嫌気性解糖(酸素に頼らず素早くATPを産生する経路)によりATPを作ることが出来ます。収縮速度は速いが疲労しやすいという特徴を持っています。酸素の供給量は少ないため、毛細血管は少なくなります。


そして、背筋のインナーマッスルである傍脊柱筋では、タイプⅠ繊維が多くの割合を占めているそうです。常に姿勢を維持して体を支えているため、長時間収縮する為の大量のATPが必要である事が分かりますね。


今回は、筋肉には繊維の違いがあり、その割合によって構成されているという事についてご説明しました。


次回は、その繊維が「変性(へんせい)」によって構造が変わり、首まわりや腰回りの痛みに影響を及ぼしているという事について書いてみますね。


~後編に続く~