2025/10/14 (火)

【野球肘】お子さんの肘の痛みを解決するために大事なコト

カテゴリー：スポーツ障害 原因不明 宮古島 整骨院 肘の痛み 自律神経・ストレス

おはようございます。BIRD整骨院です🤗

奥の方に山のような雲が、分かりますか？

今日のテーマは、

【野球肘】お子さんの肘の痛みを解決するために大事なコト


野球をされている成長期のお子さんに起こるスポーツ障害　

野球肘　リトルリーグ肘　ベースボール肘　


野球肘とは、投球動作により生じる肘関節痛の総称で

骨の柔らかい成長期の段階で起こると

「上腕骨内側上顆炎」「離断性骨軟骨炎」　など、

骨端核と呼ばれる筋肉や靭帯が付着する成長軟骨部分に

牽引力や圧力ストレスが掛かり痛みを起こす事が最も多く、

・まずはノースローにて安静

・電気治療などの物療　ストレッチ　フォームの改善　

などの保存療法で回復を図るのが一般的な治療セオリーになります。



軽症の場合は回復まで１〜２ヶ月程度ですが

骨端の裂離骨折などを伴うと数ヶ月から半年以上掛かる場合もあり

成人同様、選手としては野球生命を左右するほど厄介なスポーツ障害です。

先日いらした患者さん

小学生の野球選手で、４ヶ月前に肘の内側に痛みを発症

ボールが投げられなくなり、肘の曲げ伸ばしが出来ず

整形外科に行き検査を受け野球肘（右肘内側上顆炎）の診断をもらう。


オーバーユースだから３０日間はノースローで絶対安静にということで

１ヶ月の間痛みが引くまで負荷を掛けない様に安静にする。

しかし１ヶ月経っても肘の曲げ伸ばしの痛みはなくならず、

肘を伸ばすと痛い・・・

ということで来て下さいました。

一般的にオーバーユースで肘に負担が掛かり発症してしまうと言われる野球肘ですが

野球肘を患う選手には共通点があり

手首を使って投げてしまっている選手も多く

リストを多用することで手首を動かす筋肉が張りやすくなり

結果的に肘の内側がいつも引っ張られている状態になり

その状態のまま投球動作を継続することで肘の痛みを起こしていたりします。



ではどうすれば良いの・・・？

ここが大きな分かれ道となり

・手投げになっているフォームを修正する

・肘の炎症を鎮める物療を行う

・体幹の柔軟性を図りインナーを使って投げられる様にする

・痛みが治るまでノースローを継続する

・肘関節をサポーターで保護し動作に制限をかける


決して悪いことではないのですが、

痛みや症状を緩和させることだけに拘っていると

肘の回復の経過が遅れ、経過も緩慢になってしまいます。

投球動作というのは全身を使って行う動作になりますが

手投げになってしまうのは、

手首に頼らなければならい身体の環境になっているから。

投球動作という連動した動作をジャマする要因があり

結果として手首を多用して辻褄を合わせようとする投げ方になってしまうわけです。



ならば修正するのは、痛みや症状を抑えることだけではなく

その連動をジャマしている原因の除去になります。

ここが根本的に改善するための大事なポイントになります。



それが身体のどこなのか？

それともフォーム自体の問題なのか？

身体の場所やフォーム以外の問題なのか？？


このことを特定していき修正・除去がしっかり出来れば

その場で腕の振りや肘の痛みが大幅に軽減することも多いです。

この患者さんにも

投球動作の連動を阻害している事が何なのか？

３つの修正点を確認しながら行なっていき

施術後は肘が痛みなく伸ばせるようになり

シャドーでは痛みなく腕が振れるようになりました。


野球肘で長引いていたり、痛みがなかなか引かない方は

今回のブログをぜひ参考にしてみて下さい。

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