2022/11/29 (火)

【神願い（カンムニガイ）】ミャークの司ンマ達による伝統神事

カテゴリー：宮古島 整骨院 日々の雑記

おはようございます。BIRD整骨院です🤗

少しひんやりしてきました。

宮古島もそろそろ冬になります。

今日のテーマは、

【神願い（カンムニガイ）】ミャークの司ンマ達による伝統神事


『スケッチ・オブ・ミャーク』

宮古島の祭祀行事を追ったドキュメンタリームービーで、宮古島のことを方言で「ミャーク」といいます。

音楽家の久保田麻琴さんが宮古の唄に出会ったのがきっかけで２０１１年に制作されたフィルムです。
↓↓
「スケッチ・オブ・ミャーク【予告トレーラー】」




先日、県の「美ら島文化祭２０２２文化祭事業」の一環で

宮古島が舞台のロードムービーが上映され

スケッチ・オブ・ミャーク　も約10年振りに公開されました。

前回見逃してしまったので、

今回公開最終日ということもあり、丁度仕事も終わりのタイミングだったので

パニパニシネマ宮古島へ観に行ってきました。




宮古には、カンムニガイ(神願い）という祭祀行事がありますが

昔生活も苦しかった時代に、五穀豊穣・無病息災を祈って受け継がれてきた祭祀で

音楽のブルースにも通じる所があるんです。

〜小冊子より引用〜

あらすじ

全ては音楽家・久保田麻琴が宮古の唄に出会ったことから始まった。それは民謡とも違う「アーグ」と「神歌」

宮古の人々が過酷な暮らしの中で、時にその厳しさを、時に収穫の喜びを、

感情を分かち合うように唄ってきた唄であり、神事で神への祈りとして長い歴史の中で口伝してきたかけがえのないものであった。

生活と神事が分かち難く存在する宮古島にあって、唄はいつの時代もその表現手段であり、生きる事そのものであった。

しかし、時代を経て、祭祀の担い手不足により、今、その継承が危ぶまれている。

時代を記憶する島の※司たちは、90歳を超えたその身で、東京のコンサートホールの舞台に立つ。その胸に去来したものは何だったのだろうか。

会場はやがて魂の共鳴ともいえる特別な空気で包まれていく・・・


※アーグ：唄・歌
※司（ツカサンマ）：神事に従事する選ばれた女性のこと。

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実は、私の亡くなったオバーもツカサンマを勤めていた事があり

小さい頃から、オバーの家に行くといつもカンムニガイをしていた光景が甦ってきます。

事あるごとにオバーは神願いをして、

家族や孫たちの健康、幸せ、成功を願っていたものでした。

出演者たちの神願いや唄を聞きながら、そんな光景を思い出し涙が溢れて止まりませんでした。



そんなオバーの血が私にも流れているんだな・・・　とふと想い

脈々とご先祖様からの尊い遺伝子を受け継いでいることに

これからもずっと感謝を忘れず、カンムニガイの事も子供や孫たちに伝えていきたいと思います。

いつも膝くらいまである長髪を結っていた大好きなオバー

これからも天国から見守っていてね。





『スケッチ・オブ・ミャーク』

宮古島の歴史や祭祀行事に興味のある方は、是非ご覧になって下さい。

観光に来られる際には、知っておくと損はありませんよ。
↓↓
スケッチ・オブ・ミャーく【DVD】

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