2020/02/17 (月)
身に覚えのない捻挫~スポーツ外傷~
小学6年生 女の子
駅伝の大会を控えていましたが、ずっと足首が痛くて練習もまともに出来ていないとのことでした。バレーボール部に所属していますが、本人も捻った覚えは無いのこと。
当初はアイシングとサポーターで過ごしてしていたようですが、10日程たっても痛みが引かないということで来院されました。
ストレス検査では各方向で痛み有り。歩くと痛みが強く、外くるぶし~足首前方にかけて若干腫れも見られます。熱感は無し。
とりあえず骨折の可能性はないかどうかチェック。骨折の疑いがあればこの時点で病院へ紹介しますが、特に骨には異常はないようなのでその他の組織(靭帯、関節包などの軟部組織)損傷を疑ってみます。
患部はある程度はっきりしており、靭帯部に圧痛もあったので、痛みを拾っているのは組織(靭帯、関節包などの軟部組織)の損傷だと仮説を立て、それに対するアプローチを行います。
筋膜をリリースして固定を行うとだいぶ楽になったようです。
股関節や膝の動きは問題ありませんでしたが、足首や腓骨の調整でもあまり変化が見られなかったので、やはり組織の損傷があったと思われます。
痛みを伴う捻り方ではなくとも、本人の自覚なしに組織的に損傷する場合もあるのではないかと臨床上感じています。
今回は競技を休んでもらい治療に専念してもらいました。大きな大会までは期間的に余裕があったので良かったです。固定除去後からトレーニングを加えていき、2週間の治療期間で痛みもなく競技に復帰してもらいました。
レギュラー争いや、大会を控えていると選手は精神的にもナーバスになっていることが多く、我慢して痛みもあまり訴えないことが多いです。
「試合に出れなかったらどうしよう」「レギュラーを外されるのではないか」「自分が頑張らないといけない」などの不安や焦りといった気持ちが強くなります。
子供は口には出しませんが、責任感が強い子ほどその傾向が強いように感じます。そうなるとストレスも増加し、回復にも影響が出てきます。
早期の回復には組織(細胞)が治りやすい環境を整えてあげる事が第一ですが、メンタル面も影響するので、その辺のケアも必要になってくると思います。
しかし我慢しながらプレーを続け、悪化してからやっと治療というパターンでは、回復にも時間がかかります。
身に覚えがない症状でも、違和感を感じたら早めに診てもらうように心掛けましょう。また親御さんが気づいてあげることで対応のスピードが変わってきますので、おかしいなと思ったら先ず診てもらい症状の悪化を防ぐことを優先して下さい。
選手の声に寄り添いながらその瞬間の最善をご提案できるようにこれからも頑張っていきたいと思います。
~治るを本気で考える~
捻挫、肉離れなどスポーツや日常でのケガはBIRD整骨院まで
⇒(0980)79-0316
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