2024/05/28 (火)
【シーバー病】成長期のかかとの痛み、早期に回復する為に必要な事とは・・・!?
カテゴリー:スポーツ障害 宮古島 整骨院 足部の痛み・シビレ
おはようございます。BIRD整骨院です🤗
オレンジネットの漂着ごみ・・・ではなく、
実は植物でした!
今日のテーマは、
【シーバー病】成長期のかかとの痛み、早期に回復する為に必要な事とは・・・!?
シーバー病(セーバー病) 踵骨骨端症
成長期に良く見られるスポーツ障害ですが、
かかとの骨に何らかのストレスが掛かり痛みが起こります。
運動中や運動後に痛みが強くなり、
競技動作が出来なくなってきます。
ひどい場合は地面に足を着いただけでも激痛で、
歩行にも支障をきたしてしまいます。
解剖学的な話をすると、
成長期の骨には、骨の両端または辺縁部に「骨端核」とよばれる柔らかく
これからたくさん成長していく伸び代の部分があり
とくに靱帯や腱組織の付着している部分に多くあります。
シーバー病の場合は、その箇所が踵骨周辺にあり
アキレス腱・ふくらはぎのねじれや牽引力によってストレスが掛かってしまい痛みが起こると言われています。
オスグッド病という膝のスポーツ障害があります。
これもシーバー病と同じ骨端症の一つで、
膝のお皿の下にある骨端核の部分が大腿四頭筋の緊張などによってストレスが掛かることが要因とされていますが、場所は違えど原理は同じです。
先日いらした患者さん
小学生のバレーボール選手で
3月頃から踵に痛みが出始め、特に練習後に痛みが強くなる。
お父さんが動画で調べて、アイシングやふくらはぎのストレッチで様子を見ていたが
歩くだけでも痛みが強く出てくるようになり、整形外科を受診して診てもらうと
かかとの骨に小さいトゲのようなものが出来ており、
検査でシーバー病との診断
1ヶ月の安静 ふくらはぎのストレッチ 足首のサポーターで通院&経過観察となったが、
整骨院でも電気治療、マッサージ、テーピングのケアもしてもらいながら
1日でも早く復帰が早まるように通院も頑張ったが、
良くなったようなそうでもないような感じで1ヶ月が経過して
恐る恐る練習に参加してプレイしてみたが痛みが再発
といった経緯があり、お母さんのお友達のご紹介で来て下さいました。
これまでの経緯を伺い、
施術として痛みを抑える事をするのではなく
その回復がジャマされている原因は何か?
早く良くなるために何が必要なのか?
まずはそれを探っていき、原因が特定出来たら取り除いていく
そのプロセスを施術の中でやっていきましょう。
ということでご説明させて頂きました。
まず、この方の原因を探るため
各種動作を一通り確認していくと
歩行 つま先歩き かかと歩き 腿挙げ ジャンプ 蹲踞の姿勢
全ての動作が痛みで出来ませんでした。
かかとを押してもらっても、やはり圧痛が強くあり
荷重したら痛いだろうな・・・って感じでした。
結果から言うと、
初回の施術でこれらの動作はほとんど痛みなく出来るようになり
かかとの圧痛も残り1割程度になり、本人もお母さんも驚かれていました笑
シーバー病の治療アプローチとしては
✅ふくらはぎや下腿部の筋緊張の除去、柔軟性向上
✅関節可動域の向上
✅姿勢・体幹の矯正、動作改善
✅物療による深部組織の緊張緩和、血流促進、細胞活性化
✅タンパク質やビタミンの摂取
✅テーピングやサポーターなどによる患部のサポート・保護
✅足底アーチ改善のため、足底筋の強化やインソールなどの処方
これらのアプローチが一般的な方法として行われるかと思いますが、
施術でその場でラクに!早期に競技復帰出来た!再発もなくプレー可能に!
というわけにはいかず、数ヶ月単位での治療期間を要しても
完全に治りきらず、気付いたら学年が変わって・・・
ということも珍しくありません。
この方もこれまでこの様なケアを頑張って続けてこられたのですが
今回同じ様なアプローチをしたわけではないのに、
初回の施術後にその場で回復を実感されたのは何故かと言うと・・・
原因として考えられる
運動過多 カラダの硬さ 姿勢不良 動作不良 体幹の弱さ 足底アーチの問題 患部の保護
こういった要因にスポットを当てて施術を施したからではないんです。
もちろんこれらの要素やケアも、競技を行う上で大事な要素ではありますが
そうしてきても経過が緩慢だったり、改善が見られない場合
他の要因による影響も考慮して施術を進める必要があったりします。
この方のかかとの痛みの原因として、
ダイレクトに影響している要因は何なのか??
いつもしつこく書いているのですが・・・
早期に回復を図っていくためには
この方にとって トゲ になっているものを抜いてあげる事
これが非常に重要になります。
つまり、痛みや症状の直接的な原因となっている根本の部分
これを特定していき、しっかり取り除いた結果
問題の動作やかかとを押しての痛みも激減したわけです。
施術としては、おそらく次回で終了になると思います。
治療はしっかりしていてもなかなか・・・
何ヶ月も何年も痛みが治りきらない・・・
そういった場合、
この根本の部分がそのままになっている可能性が大いに考えられます。
そうだとすると、今後も同じことを続けても経過は・・・
何となく想像出来ますよね。
ゴールの見えないことを続けてはいませんか?
お悩みの方は、ご参考になればと思います。
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